私の好きなもの(仮)


大抵の場合、
出会ったばかりの人にはこういうことを聞くと思います。

「趣味は?」
「好きなものは?」
「興味があるものは?」

私の嫌いな質問です。

この場合、最も即した私の答えとしては、
アニメ、ゲーム、小説、ボカロ、
いわゆるオタクコンテンツです。

ではなぜ嫌いなのか、

それは、

私が「それを好きである証明」をできないからです。

例えば、
あなたの"趣味"がツーリングだとしましょう。

趣味がツーリングときけば、
自転車が好きなんだろう、と考えます。

ロードバイクが〜とか、
クロスバイクが〜とか、
パンク修理が〜とか、
あそこは走り心地が〜とか、
最近はあそこを〜とか、
新しいの買いたいけど〜とか、
etc...

べつに大したことを言っていなくても、
いろいろ聞いていると、
「好きなんだな」って思います。

これが、
外出るの面倒くさいとか、
最近は自転車触ってないとか、
タイヤパンクしたままとか、
そういうのを聞くと、
「本当に好きなのかな?」って思います。

要するに、
相手に「好きなんだな」と
思わせられる自信がないのです。

相手に私の好みを疑われるのが
堪らなく恐いのです。

趣味に限ったことではありません。

すごく感動した映画があったとして、
それを友人に勧めたくても
なんと言ったら魅力が伝わるのか、
興味を持ってもらえるかが、
さっぱりわからないのです。

下手に勧めて失敗すると、
相手にその作品の魅力を軽んじられそうで、
その作品にすごく申し訳なくなって
私自身もすごく悔しくなっていたたまれなくなるのです。

情熱を言葉にするのが非常に困難、
という言い方もできます。

最初に挙げた質問を問われたら、
私は適当に誤魔化したりはぐらかしたりします。
それでも食い下がってきたら、
必要最小限で答えます。
しつこくいろいろ聞いてきたら、
不快になりながらも当たり障りのない返答をします。

これは克服したいものの一つです。
想いを表現できてこそ
自分に自信が持てるというものだと思います。

2018/6/29



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